こんにちは、39歳・二児の父、めがねパパです。
今回は、2階トイレについてのお話です。
「2階にもトイレがあった方がいいですよ」
注文住宅の打ち合わせ中に、営業さんからそう言われました。
一見もっともらしい提案。でもその夜、妻とふと話し合ったんです。
「…本当に、必要かな?」
この記事でわかること
- 「2階トイレって必要?」と悩む人向け
- コスト・掃除・スペース・将来性をどう考えたか
- 我が家があえてトイレをつくらなかった理由
- 実際にその分のスペースで何を得たのか
“削る”選択をしたからこそ見えた、家づくりの気づきをお届けします。
まずは結論。我が家は「2階トイレなし」にしました
家づくりって、「あった方がいい」でどんどん増えていくもの。
2階トイレもそのひとつでした。
でも我が家は、コスト・掃除・スペース・生活動線を徹底的に見直して、
👉 2階にはトイレをつくらない
👉 その代わりに2畳の書斎をつくる
という判断をしました。
結果、今のところまったく後悔はありません。
2階トイレって、そもそも何のためにある?
設計初期、「2階トイレにも付けておきましょう」と、当然のように言われました。
確かに言われてみれば、便利なんですよね。
- 朝のトイレ渋滞を避けられる
- 夜中にトイレへ行くとき1階に降りなくて済む
- 将来的に階段がつらくなったときの備え
- 感染症のときにトイレを分けて使える
どれも一理ある。だから最初は「付けるのが当たり前」くらいに思っていました。
「でも、本当に必要?」夫婦のやりとり
その夜、図面を見ながら妻と話しました。
妻「子どもが夜トイレに行くとき、階段ちょっと心配だよね」
僕「うん、でも最近は寝る前に必ず行かせてるし」
妻「あとさ、掃除2カ所は正直無理…」
僕「たしかに…1つでもやっとなのに」
会話を重ねる中で、だんだんと「無くてもいけそうじゃない?」という気持ちが強くなっていきました。
実家は1つだけ。それで十分だった
僕の実家(滋賀の戸建て)も、トイレは1つだけでした。
でも、思い返しても「不便だったな〜」と思う記憶って、全くないんですよね。
家族でリズムが自然にできてくるし、多少の待ちは許容範囲。
妻の実家も同じような環境だったので、私たち夫婦にとっては「トイレ1つ生活」が当たり前でした。
感染症対策? それだけで空間とお金を使う?
「感染症のときにトイレを分けられる」というメリットもあります。
でも、我が家ではそれは年に1回あるかどうかの話。
たしかにあれば便利だけど、常にそのためのスペースとお金(20~30万円以上)を使うか?と考えると…我が家では優先度は低かったです。
その分のコストとスペースで「毎日使う居場所」ができた方が、満足度が高いと感じました。
【比較】2階トイレあり/なしのメリット比較
項目 | 2階トイレあり | 2階トイレなし(我が家) |
---|---|---|
朝の混雑 | 解消されやすい | 工夫で対応可能 |
掃除の負担 | 2倍になる | 1カ所に集中で楽 |
コスト | 20〜30万円+ | 0円 |
スペースの使い方 | トイレに1畳 | 書斎や収納に転用 |
感染症時の対応 | 分けて使える | 一時的対応で乗り切れる |
将来の備え | 階段を使わず済む | 1階に寝れば対応可能 |
我が家は書斎を選んだ!それも“秘密基地感”重視で
トイレをやめて生まれたのが、僕の2畳の書斎です。
「たった2畳で何ができるの?」と思うかもしれませんが、僕にとってはこの“狭さ”がたまらなくいいんです。
壁一面を本棚にし、コレクションを飾る。小さなデスクにパソコンを置く。
周りは家族がいても、ここに入ると“自分だけの時間”に切り替えられる。
狭い=落ち着く。まさに秘密基地。
子育て中でも、こういう場所があるのは本当に嬉しい。楽しみです。
将来トイレが近くなったら…?うちは1階で暮らせます
我が家の間取りは、1階に水回りをすべて集約しています。
もし将来、階段がつらくなっても、1階に和室があるので、寝起きも含めて1階だけで生活できる設計です。
だから、「将来の備え」としても2階トイレは必須じゃない。
“柔軟に暮らしを変えていける”ことこそが安心だと思っています。
トイレを削って見えてきた、“選ぶ”という楽しさ
注文住宅って、「増やす楽しさ」もあるけれど、
「削る楽しさ」もあるんだなと気づきました。
何を選び、何をあきらめるか。
それは制限じゃなくて、暮らしの優先順位を自分たちで決めていく自由だと思うんです。
我が家にとっては、それが「2階トイレをやめる」でした。
まとめ|2階トイレ、必要かどうかは“暮らし方次第”
「2階トイレ、やっぱり必要かな?」と迷っている方へ。
我が家は、
- 滋賀の実家でも1つで問題なかった
- 掃除とコストのバランスを見直した
- 感染症時は一時的に工夫すればOK
- 1階だけで生活できる設計を採用
- そして、2畳の書斎という“楽しみ”を手に入れた
という経緯で、あえて“トイレを削る選択”をしました。
最後に|注文住宅の本当の楽しさとは?
足すことより、引くこと。
これって家づくりにおいて、とても大切なことだと思います。
「他の家がこうしてるから…」ではなく、
「我が家にはこれがちょうどいい」
そうやって選んでいけるのが、注文住宅のいちばんの魅力です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
めがねパパでした。
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