こんにちは、39歳・二児の父、めがねパパです。
家づくりを考え始めたとき、最初に夫婦でよく話していたのが、
どこにいても家族の存在が感じられる家にしたいということでした。
子どもたちが大きくなるにつれて、どうしても個室にこもったり、顔を合わせる時間が減っていくのは仕方のないこと。
でも、せっかく自分たちで考えて建てる家なんだから、できるだけ「家族の気配」が感じられる工夫をしたい。
そんな気持ちから、私たちはリビングイン階段を選びました。

もちろん、最初から迷いなく決めたわけじゃありません。
よく言われるメリット・デメリットを見ては、「本当にこれでいいのかな…」と何度も悩みました。
でも、打ち合わせを重ねるうちに、我が家なりの考え方やこだわりがはっきりしてきたんです。
今日はその理由や迷い、決断までの話を、正直にまとめたいと思います。
「ただいま」が聞こえる家がいい。だからリビング階段
リビングイン階段の一番よく言われるメリットは、家族が顔を合わせやすいこと。
これは私たちもすごく大事だと思っていました。
特に私自身、実家が玄関入ってすぐ階段、みたいな間取りだったので、子ども時代はそのまま自分の部屋に直行することもありました。
でも、自分の家ではそうならないようにしたかった。
うちは、玄関からリビングを必ず通って2階に行く動線にしています。
リビングに入ると、ちょうど視線が抜けて「おかえり」と声をかけやすい配置。
これなら、たとえ子どもが思春期でちょっと反抗的になっても、顔くらいは合わせられるかな…と、ささやかな親の願いです。
「階段の先」までがリビングの延長。ちょっとした居場所をつくる
リビング階段にすると、家の中がつながる感覚が出ると言われますが、私たちはその先まで考えました。
階段を上がった先に、ほんの小さなホール的な空間をつくっています。
そこにスツールと本棚を置く予定です。

子どもたちが階段を上がって、そのまま部屋にこもるんじゃなくて、ちょっと本を手に取ったり、腰掛けて話したりできる場所。
正直、広いスペースじゃないので大げさなことはできません。
でも、「ただの通路」じゃなくて、立ち止まれる場所があるだけで、家の中の雰囲気って変わると思うんです。
2階にいても、完全に個室に閉じこもるんじゃなくて、ふわっと家族のつながりを感じられる。
そんな小さな工夫も、私たちなりにこだわった部分です。
階段途中にも本棚を。移動のためだけの場所にしたくない
もうひとつの工夫が、階段途中の本棚です。
これも、間取り打ち合わせをする中で思いつきました。
最初は、階段はただの移動空間だと思っていたんですが、ふと、「階段だって暮らしの一部にできるんじゃないか」と思ったんです。
お気に入りの本を並べたり、子どもたちの作品を飾ったり。
階段を上り下りするたびに、そういうものが目に入るだけで、家がちょっと楽しくなる気がしました。
本棚があれば、子どもたちが階段途中で立ち止まって本を手に取る…なんてことも、あるかもしれません。
そんなささいなことでさえ、家族の気配やコミュニケーションが自然と増えるきっかけになると感じています。
「ごはんだよー」がちゃんと届く家にしたい

実はこれ、私たち夫婦がリビング階段に決めた決定打かもしれません。
うちは共働きで、夕方はバタバタしがちです。
キッチンから「ごはんできたよー!」と声をかけること、結構多いんですよね。
そのとき、リビング階段なら、声がしっかり2階まで届く。
扉や壁で仕切られていないから、ちょっとした呼びかけも届きやすい。
「ごはんだよー」
「ちょっと降りてきてー」
「お風呂入るよー」
そんな日常のやり取りが、ストレスなくできるだけで、家の中の雰囲気はだいぶ違うと思っています。
単に音が漏れるとかそういうことじゃなくて、家族の声が自然と行き交う家にしたい。
これが、リビングイン階段を選んだ大きな理由のひとつです。
デメリットも、覚悟のうえで選んだ
もちろん、リビングイン階段にもデメリットはあります。
- 冷暖房効率が落ちる
- 音が響きやすい
- 来客時に階段が丸見えになることも
正直、そこもかなり悩みました。
でも私たちは、「つながり」を優先するためには、多少の不便は受け入れようと決めました。
冷暖房は、間取りや断熱性能で工夫する。
音は、逆に「家族の気配が伝わる」と前向きに捉える。
見た目の問題は、インテリアや収納で整える。
家づくりに完璧はないけれど、自分たちが何を大事にするかをはっきりさせることで、納得のいく選択ができたと思っています。
まとめ|「家族がつながる家にしたい」そのためのリビング階段
家づくりって、間取りを考えるほど迷いが増えますよね。
私たちも、リビング階段は正直かなり悩みました。
でも、今は「これでよかった」と思っています。
- ただいまが自然に聞こえる家
- 階段の先にも小さな居場所がある家
- 階段途中も暮らしの一部になる家
- キッチンから声が届く家
家族のつながりを大事にしたい私たちにとって、リビングイン階段はその想いを形にできる選択でした。
まだ設計段階なので、完成がどうなるかはこれからです。
でも、このタイミングでたくさん悩んで、家族で話し合って決めたことが、きっと後悔のない家づくりにつながると信じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
めがねパパでした。
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